旅するサラリーマン、タイ在住のボッチです。
アクセスはちょっと大変だけど、朝起きて、窓の外に広がる山の景色を見た瞬間「ここまで来てよかった😍」って心から思える…
そんな場所に行ってきたんです!
ベトナム北部
山の中の小さな町「サパ」
2泊4日の旅!
霧に包まれた棚田や山々が広がっていて、街を歩けばカラフルな民族衣装の人たちとすれ違う。
現実とファンタジーの境目みたいな場所💫
100年以上前のフランス統治時代、暑すぎてバテたフランス人たちが「ここ涼しいじゃん」って見つけたのがサパ。
そこから避暑地としてちょっとずつ開発されたらしいのです。
サパのベストシーズンは?
サパのベストシーズンは、3月〜5月(春)と9月〜11月(秋)と言われている。
でもその情報、鵜呑みにしちゃう?
なぜなら、サパの天気はとにかく気まぐれ。
「1日に3つの季節がやってくる」って言われるくらい、朝は晴れ、昼に雨、夕方には霧…なんてことも日常茶飯事(らしい)。
実際わたしが訪れたのは、"雨が多く避けるべき" と言われている6月。ところがどっこい、ずっと天気に恵まれていた!
逆にベストシーズンなはずの5月はずっと雨と霧で、視界がかなり悪かったそう。
6月上旬、サパの町は夜でも半袖で過ごせた。
寒がりの女性なら、薄手の上着があると安心。
雨が降ることがあっても、パラッパラとお天気雨みたいな程度で、傘の出番はあまりなかったな。
⛰ 山岳民族のガイドさんの推しは?
サパ出身の山岳民族のガイドさん曰く、
棚田が一番青々としてキレイな7月8月がベストシーズンよ!とのこと。
もういつがベストなのかよぅ分からん🤣
ちなみに、年末年始はやめときましょう。
寒すぎて、雪降ることもあるらしい。
避暑じゃなくて避寒になっちゃうよ!
サパへの行き方
一般的なハノイからの行き方については、別記事に体験記を纏めています!
今回は下記のルートでサパを往復しました。
- ハノイ→サパ:寝台バス
- サパ→ハノイ:寝台列車
ぬかるみの戦いトレッキング


ホテルで申し込んだ12kmトレッキングツアー(20ドル)昼食/長靴レンタル込み
軽い気持ちで参加してみたら、思った以上に “本気の山道” でござーました。
メンバーは、20代の欧米人バックパッカー4人+アジア人のおばん(あてくし)
そして案内してくれるのは、ラオチャイ族の女性ガイドさん。
さらに!どこからともなく現れる、山岳民族のおばちゃん集団+子供たち。
ぬかるみの道なき道をずんずん進む。
滑る、また滑る、そして転ぶ!
必死に踏ん張るも、すぐズルッ。
民族のおばちゃんが、竹の杖を貸してくれ、ぬかるみで手を取ってくれる😭❤️
先週は雨でもっと酷かったよ〜、今日は乾いてる方よ〜と笑うガイドさん。
民族のおばちゃん一行は、最終的に手作りの小物を売りつけてくる“恩売りスタイル”だけど、喜んで買いたいくらい、本当に助けてもらった。
ぬかるみ地帯を完走できたのは、彼女たちのおかげです🙏
午後は平地がメインで、比較的のんびり。
民族の村でリアルな暮らしぶりを見学しつつ、遠くに広がる棚田と山の風景に心を奪われました。
朝9時〜15時 12km、なかなかハードだったけど、参加して本当に良かった!
途中バイク2ケツのツアー族も見かけたし、ぬかるみを避けた楽ちんトレッキング集団もいたよ。
体力に合わせて色々なツアーがあるみたい。
インドシナ最高峰の山へ!
サパ滞在3日目。
ベトナム最高峰!
そしてインドシナ半島で最も高い山!
山頂は3,143mのファンシーパンへケーブルカーで行きます。
富士山よりちょっと低いけど、高山病になる人もいるらしいので、侮れない本気の山です。
頂上までの乗り物は3種類。
①と②のチケットは、Sun Plaza駅で購入し、③は頂上付近で購入します。
① Muong Hoa Funicular
(ムーング・フワー・フニキュラー)
出発:サパ中心部の Sun Plaza
料金:200,000 VND(往復)
所要:約5~6分
景色:往路は進行方向左側、復路は右側
服装:半袖で問題なし
② Fansipan Legend ケーブルカー
出発:Hoang Lien Station
料金:800,000 VND(往復)
所要:約15~20分
景色:往路は進行方向左側、復路は右側
服装:到着後は寒いのでジャケット必須、雨天時レインコート(現地調達可)、傘は役に立たない


③ モノレール(Fansipan Funicular)
出発:ケーブルカー降りた建物の奥
料金:上り:150,000 VND
下り:120,000 VND
※階段もあって、元気な人は階段を使うみたい。下りだけ階段もOK。
但し霧や雨の日はこのモノレールで頂上行っても何も見えないよ。
ケーブルカーは、一気に標高上げてくんだけど、これがまたスリル満点!
想像より遥かに高く登るケーブルカー。
美しく青々とした山の景色が段々と霧に包まれていく。
雨が降り出し、ケーブルカーが風に煽られ、今すごい山を登ってるんだと怖くなってきた😭
そんな中でもガハガハ笑って騒ぐ各国の集団w
おかげで気が紛れたよ、ありがとう騒々しい人たち♡
途中まではいい景色だったのに、ケーブルカー到着付近は大荒れの雨。
全く何も見えないから頂上までいくモノレールには乗りませんでした。
でも天気が悪くてもここまで来た甲斐ある
ケーブルカーは素晴らしい体験だった♡
💡ちなみに💡
ファンシーパン山頂が晴れて視界が開ける日は、年間で30〜60日ほど、つまりチャンスは10〜15%程度 (ほぼ視界不良じゃ…)
個人的な感想では!
頂上の天気が悪くても、町の天気が良ければ、高いお金払ってケーブルカー乗る価値あると思う。
絶景スパマッサージ
絶景を拝めるスパがあるんざます!
外歩けば絶景が拝めるのに、わざわざ絶景スパ行く?
いやいや、雰囲気最高なんですって😆
しかも腕もいいし、リーズナブル。
珍しいバンブーマッサージをお願いしました。
温めた竹でマッサージしてくれて、本当に気持ち良かった。
マッサージ大国のタイに住んでるわたしが言うんだから間違いない🌟
オシャレ過ぎるホテル


サパのホテルは全体的に安め。
今回宿泊したのは、部屋から絶景を拝める可愛くてリーズナブルなホテル。
2025年6月上旬、1泊約THB 900(JPY4,000)
毎朝素晴らしい山の景色と共に目覚め、夢のようだった〜🫶
最終日の朝は虹も見えました🌈
中心地に出るまでに坂を登るから、体力ない人にはお勧めしないかもー。
あてくしも毎度ゼーゼー言っておりました。




🌟Hotel de la Coupole – MGallery🌟
もう一軒お勧めなのがココ!
まるでココ・シャネルと少数民族の伝統衣装が夢の共演したかのような、ゴージャスでエキセントリックな世界観。
ホテル自体がもうアート作品のようで、デザイン好きでなくても、一見の価値あり💗
そして!高級ホテルと聞いてビビるなかれ。
宿泊費はそこまで高くない🤩
実は私も、泊まってたホテルに全然不満はなかったんだけど
この雰囲気を!どうしても!味わいたいッ!
という抑えきれないミーハー心で、朝食ブッフェだけお邪魔しに行ってきました!
🍳朝食ビュッフェのお値段(2025年6月時点)
VND 510,000 (THB 640 / JPY 2,800)くらい。
この雰囲気に本気でメロりました🤤
絶対ここに泊まりにサパに戻る!
サパのごちそう
1日目は夕方に着いたので、まずサパの中心地を散策。
ベトナムって、実はフランス料理がリーズナブルに楽しめる国ってことで、人気店でワイン片手にフレンチを堪能。
名物なのかは分からないけど、あちこちでココナッツカレーというのを見かけました。
マイルドで野菜たっぷり!美味しかった😋


景色のいいカフェで絶品ココナッツコーヒーを。
これがめちゃウマなのよ!
サパおまけリアル情報
- 両替所は極端に少ない
- 天候によって何するか決めるべし
- 配車アプリGrabにバイクタクシーは出てこないのに、Grabジャケットを着たバイタクが町中にいるw
- 棚田のトレッキングは想像以上にハード
- 町中の物売りの部族の人々に少し疲れる
- 町はコンパクトだけどアップダウン多め
- 昼は暑い・夜は冷える・そして雨もある
- 薄手の防寒着と折りたたみ傘あると安心
トレッキングに行った際、サパの山岳民族についてたくさん学びました。
女性は16歳くらいで結婚して20歳までには子供を作る。
男性しか土地を保有できないので、一家の土地を守るために男の子を授かるのは大事なこと!ガイドさんも男の子がなかなかできず、4人も子供を産んだと言ってたよ。
中学を卒業し15歳の頃から20年ガイドの仕事をしていて、とても英語が堪能なの。
若い頃はトレッキングのお客さんに物売りとして付いていき、会話することで英語を習得したそうな。
町では男性を見ないなぁと思って聞いたら、奥さんが物売りやガイドで働いている間、男性は家で子守りをしているか、バイクタクシーの運転手として働いているんだって。
部族の生活を垣間見て、最初はタイにも似たものがあるし〜なんて、なんとも思わなかった手織り刺繍の小物がとても素敵に見えた♡
サパに行ったことがない人は、是非行ってみてもらいたい!
毎月旅をしているけど、こんなに夢見心地になった場所は、久々でした☺️