今日はしっぽり、大人のボッチでお届けします。
世界の車窓からのBGMでお願いします。
バンコクは美食の街。
タイローカル店の底力も大好きだけど、わたしにとってのFine diningは、美味しさと共に感動をもたらす、芸術を感じる場所。
相性の合うお店に出会った時の興奮と、心が叫ぶ喜びのアドレナリンを知ってしまったら、Fine diningの虜になっちゃう。
きっと今年1番自分の味覚が研ぎ澄まされた夜になった。
【Restaurant Resonance】
また1人の凄腕シェフが新たなお店をオープン。
下村俊介さんという日本人シェフのお店です。
Asia 50 Best で1位に選ばれたレストラン「 Gaggan 」で働いていた、今もまだ20代という若さのシェフ。
でも料理のプレゼンテーションも、味も、若さは1ミリも感じない。
トップレストランでの経験を持つ、熟練シェフの料理に唸りました。
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お店の雰囲気
席にはゲストの名前が書かれた封筒が用意されてる。
予約時に友達の名前まで聞かれたのはそういうことね。
Recognizeというかな、個人を認識してもらえる心地良さ。おもてなし。
封筒を開けると本日のメニューと共に、下村シェフのサイン。
海外で活躍していてもサインに漢字を使うってのが粋。
今回はソフトオープン中につき、12コースが20%offで、3,120baht ++でした。
いざ実食!!
終始ニコニコした男性ウェイトスタッフがメインでサーブしてくれた。
お話し好きな彼のお勧めスパークリングウォーターは、初めて見るスペイン産のヴィッチーカタラン。
わたしは強めの炭酸とクセのある味がとっても好み♡
苦手な人もいるかもしれないね。
ボトルは、サグラダファミリアの建築家ガウディのモザイクガラスを表したデザインだそうで、美しいの一言!
ワインは、お友達がニュージーランドの白が好みということでこちらを。
いざ実食!!
Clams Soymilk
枝豆やタコが入ってる豆乳のスープ。
塩も砂糖も加えておらず、素材そのものの味なんだそう。
そんなの嘘だ!と思う(いや、本当に思ってる訳ではない)くらい、海鮮のだしがぎゅぅっっっと沁みる。
どこか懐かしさを感じるのよね。
友達と『これはー生飲み続けられるね』と言い合うほど。
Sand Whiting Fish Sesami Leaf
キスのフライ。
ほくほく。
事前に梅とシソが苦手、と伝えていたため、わたしの分はエゴマの葉に変えてくれた。
メニューには書いてあったけど、梅も入ってなかった。
Hoi Mara
昆布と酒でマリネードした貝。これを5日間ドライエイジングして水分を出し食感を出してる。
ああぁ、美味しい。
旨味が凝縮、冷たくてコリコリした食感にも惚れる。
Squid Shiso Pesto
ねっっとりしているイカの千切りと、これはパスタかな?
ノリとバジルと磯風味。
冷たいから味が締まってる。これもかなりの美味しさ。
う〜ん、この食感の違いも良い。
この麺は何ですか?パスタですか?と聞いたら、シェフが作った自家製麺です、エンジョイ!と言われて謎は解けず(笑)
このウェイターさんは、慣れない英語で緊張気味に頑張ってくれている姿がちょっと可愛かったな。
Khao Man Gai
驚くほどクリアなコンソメスープ。
一粒の粒胡椒を噛んだら、とっても香りが良かった。
パリパリのスパイシーの皮の中は、なんとご飯が入っている。
イメージは、パリパリの手羽先餃子風カオマンガイといったところかな。
ソースも豆の調味料タオチオを使っていて、タイの風味もちゃんと残してある。
Pigeon
台湾のペッパーと言ってたかな。
5日ドライエイジしたぎゅっと締まった肉質
2-3時間調理した後、炭火で焼ているんだって。
香ばしさが口に広がって、ほっぺたが緩む。
Jasmine Wagyu Homemade Oyster sause Leeks
手作りオイスターソースの香りがとても良き。
薄味なのにトロけるお肉そのものの味に自分もトロける。
素材の味が全面に出て非常にシンプルだからこそ難しい巧みな味付け。
Tiger Prawn Curry Leaf Masala
派手な出立ち、パンチのあるスパイスの香りを漂わせながらテーブルにやってきたこちら。
パリッとしたリーフと唐辛子をタイガープロウンに乗せて、スパイスと一緒に頂く。
このリーフは食欲を誘う香りと食感が好き。
ただ、このスパイスとエビ、リーフが調和しないと感じたの。
但し美味しいと思うものは人によって違い、友達はご機嫌に食べていたから、わたしの好みの話ですけどね。
Lamb Curry
ラムチョップと一緒に頂くのは、なんとカレーライス。
こんなに豪華な食材差し置いて言うのはおこがましいけど、白米がすごく美味しくて、他の素材を引き立てる。
カレーも沢山のスパイスを感じて、レアで柔らかなラムチョップと調和する。
ああぁ〜極楽。
Mozzarella Ice Cream
濃厚なアイスクリームに下はオリーブオイルが敷いてある。
家でもスプーン1杯のLORENZOや46°という高級オリーブオイルを嗜むくらいオリーブオイルが好き。
アイスクリームにオリーブオイルのグリーンな苦味とチーズのアイスクリームに絡み合う感じが秀逸。
ん?
なるほど
う〜ん、美味しい
と続いていく感じ。
Lemon Sake
パイがサクサクなんて普通なことだけど、これは他と逸するほどサクサク。
甘さ控えめの酸っぱくてこくがあるレモンカード。
パウダーはなんだろう?
さっきの可愛らしいウェイターさんに「このパウダーはなんですか?」と聞いたら、「シェフがパウダーのようにしました」ってちょっと会話が噛み合わなくて、ウエイターさん含めみんなで笑った。
こういうときタイが好きだと思う瞬間。
この粉がお酒なのかもね。
Melon Elder Flower
透き通る外側のパリパリはなんだろう?飴細工?
なんて美しいんだろう。
メロンとぽってりふわっとしたクリーム、飴の食感でほっぺが落ちちゃうよ。
「恋人が小麦粉、本当は小麦粉」なわたしに、フォカッチャの手土産とは、またまた心を鷲掴みにしてくる。
自宅のオリーブオイルに沈め、コーヒーといただき昇天しました。
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ボッチ一言
お店を出る前に、イケメンの下村シェフが挨拶しに来てくれました!
こういったお店でシェフと「日本語で話ができる」ことが嬉しかったな。
気さくでとっても優しい雰囲気の方でした!
メニューが変わる頃にまた来たい!と思ってそう伝えたら、メニューを一新する予定はなく、満足できる料理を少しずつ変えていきたい、とのこと。
「全てのメニューに拘って満足のいくものを提供したいから」と仰ってました♡
1年を振り返る時期。
2021年のタイは、夜間外出禁止、店内飲食禁止、アルコール提供禁止、移動禁止、マスクなしで罰金など、とにかく制限された1年でしたよね。
コロナ禍で、たくさんのいいお店がそのドアを閉めてしまっても、こうして新しいお店がオープンしていく止まらないバンコク、いいな。
バンコクでリピートし続けたい大ファンのFine Diningレストランが2軒あるんだけど、今回Resonanceは3軒目になりそうです♡
既に予約が1ヶ月以上先まで予約が埋まっているので、気になる方は早めに行ってみてね!
今日は上品なボッチより。
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店舗情報
営業時間:17時00分~21時00分
※コロナ禍での営業時間はお店にお尋ねください。
定休日:火曜日
予約:Line @resonance.bkk
HP:https://www.facebook.com/resonance.bkk