くいしんボッチのペロペロ日記

旨い物の為にタクシーに乗り、旅の為に仕事をする、タイを拠点とする食いしん坊のボッチが様々な情報をお届けします。

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【Suhring/ズーリング】双子ドイツ人シェフによる感動の料理!

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バンコクの2代レストランと言えば、GagganとSuhring。

今回、いつか行ってみたい!という思いが叶い【Sühring】へ行ってきました!(感無量)

 

以前行ったGagganも今回のSuhringも両者共に素晴らしい体験だったけど、個人的にSuhringは、Gagganで食べた時よりも更に心揺さぶられ、すっかり魅せられてしまいました

 

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Sühringのバックグラウンド

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ルブアホテルの有名レストラン『メッツァルーナ』にシェフとして呼ばれ、バンコクにやってきたドイツ人の双子シェフ、トーマスさんとマティアスさん。

メッツァルーナを経て、彼らが2016年にオープンしたのがドイツ料理のSühring(ズーリング)てす。

これまではフレンチなど他国の料理を作ってきたけれど、自分たちのルーツを見せる機会がなかった。ビールとソーセージだけじゃないドイツ料理を知ってほしい

と言う、おふたり。

参照元:ズーリング | バンコクのレストラン情報ならバンめし!

 

ヨーロッパのミシュラン三ツ星レストランでの経験があるお2人は、なんとドイツ料理ではなく、フレンチなどヨーロッパ料理の経験の方が豊富だそうよー。

 

私覚えてる。

ズーリングがオープンから1年程度でミシュランで星を獲得した時、SNS一面が2人の写真で埋め尽くされ、バズっていた。
それが今や、ミシュラン2ツ星に格上げ、アジアのベストレストラン50」で6位に君臨している世界的にも有名なお店となりました。

 

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いざ実食!!

私が行った2021年1月現在のメニューは、3,000バーツ++のショートコースと5,000バーツ++のフルコースのみ。

※同伴者と同じコースである必要があります。

政府のコロナ規制に対し柔軟に対応していて、今はランチでもディナーと同じ内容を楽しめる。

アルコールの店内消費が禁じられているから、代わりにジュースペアリングがありました。

 

因みに私たちは、身の丈に合った3,000バーツのコースを選びました。笑

でも実際、美味しく味わって食べるなら、ショートコースが丁度いいと思うのよねー。

 

チャプター1

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4種のフィンガーバイト。

仄かなマヨネーズ風味でクリスピーなカップ。

フルーティな食感。

カツオの香りのするもの等。

初めからズーリングの世界観に引き摺り込まれていく。

最初は黙って食べていた友達の顔が変わっていくのを見ているのが楽しかった(笑)

 

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帆立からできた土手にオレンジと生姜のジュースを注いていく。

オレンジの甘酸っぱさ、生姜の味がガツンと来たあと、ナッツィー風味が追いかけてくる。

 

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ドイツのパン、ブロート。

3種のバターが付いてくる。

スモーキーな黒いバターと、サワードゥブレッドの独特なアロマが口の中で広がって、嗚呼〜手が止まらない!

 

チャプター2

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wildschweinpastete というドイツのテリーヌ。

外側がパイ生地になっていて、テリーヌ特有の柔らかいテイストにアクセントを持ってきてる。

口に運ぶ度に味に変化があって、素晴らしい。

 


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こちらは友達のプレート。

ブルーロブスターとビートルートソース、

そしてドングリのビスケット。

 

物欲しそうな目で訴えたんだけど「ロブスターはあげないよ」と言われてしまった(ちぇっ笑)ので、こちらの味は分からない(笑)

でもどんぐりのビスケットを分けてくれた。

こんなビスケットですら美味しいのか!と驚き。

 

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Nesmuk】というナイフメーカーとのコラボで、肉料理を選択した人はナイフを選べる。

鋭い切れ味は同じだけれど、それぞれ3種の木材で造られているハンドルが異なる。

 

手前のユニークな柄を選ぶかと思いきや、オーク材で作られたシックな黒を選んだ友達。

スタッフは、ニヤっとして『Good choice!』と声をかけました。

白のテーブルクロスや華やかな料理には、シックに黒が合うかと思ったんだって。

芸術家か!笑

 

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スタウブのお鍋に入った丸々とした鴨のお披露目。

これは友達が頼んだもの。

美しい!

蓋を開けると湯気が出ている!

これを切り捌いてくれるよ。

 

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物欲しそうな目で訴え、分けてもらった鴨。

とてもセンセーショナルな逸品だった!

 

濃厚で深みのある鴨の味わい。

こんなに美味しい鴨を食べたのは初めてだ。

この鴨を食べた感動を一生忘れない気がする!

大袈裟かな? 今のところはまだそう思ってるけど。笑

 

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タルボット

ランゴスチンというぶりぶりのエビ殿にクリスタルキャビアが乗ってる。

芋の味が濃いジャガイモの上に墨のような黒いパウダーとフェンネルが重なってる。

優しい味のソースにタルボットという淡白な魚。

こちらも素晴らしい!

一皿でこんなに色々な味わいを楽しめるとは!

 

チャプター3

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ローテグリュッツェという、ドイツの家庭で良く食べられるデザートだそう。

ふわりとしたクリーム、パンナコッタのようなゼラチン質のプディング。

酸っぱめのベリーソースを絡めて食べる。

沢山の食感があって美味しさの集合体である!

 

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ボッチ一言

私が昔住んでいたシェアハウスにはヨーロッパ人が多く住んでいて、その中にドイツ人が1人いたの。

フレンドリーだったけど、他のヨーロッパ人と違って、ルールや時間を守るし(笑)身なりや話す雰囲気がカチっとしていたのよね。

ちょっぴりお堅い感じ。

 

今回、計算尽くされた味の配分や、完璧を追求した美しい料理に圧倒されて、ドイツ人の共通点を見た気がする。

これこそ完璧主義のドイツ人が創り出す芸術なのかなって!

いつも新しいレストランを発掘するのが好きな私だけど、何か特別な日は、毎回ズーリングでお祝いしたい。


おばあちゃんのドイツ家庭料理レシピから創作される数々の芸術を、緑豊かな一軒家レストランで味わう、この至福の時間を読んでる方にも是非味わっていただきたい♡

本当に素晴らしいの一言!

 

と今回はドイツなだけに、お堅めな文章で書いてみました。笑

じゃっ( ̄^ ̄)ゞ

 

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店舗情報

営業時間:変更が多いためWebでご確認ください

定休日:月曜日

予約:Restaurant Sühring