断崖絶壁といえば、船越英一郎か食いしんボッチか!なんて巷では有名な話。
今回はそんな断崖絶壁に描かれた古代の壁画についてお話していきますわね。
【パーテム国立公園】
1991年12月31日からタイの国立公園に指定されているウボンラチャタニ県きっての観光スポットでござーます。
実は訪れたのは今回で2度目。
前回は単にGoogleマップで高評価だったという理由で事前情報なしに訪れたので、壮大な景色、ダイナミックな断崖絶壁、更に偶然に階段を下りたら現れた3,000年〜4,000年前の壁画におったまげ!
言葉で表せないほどの感動だったんざます♡
それからというもの、パーテム国立公園にまた来たいと願い続け、2度目の再訪を果たしました!
今回は再訪を記念?して、パーテムへの愛情をぶち込んだブログを書くんざます♡
基本情報とロケーション
パーテム国立公園は、ウボンラチャタニ空港から車で約1時間半のコンチアム地区あります。
目の前を流れる大きなメコン川の対岸はラオス、この公園からの眺めは息を呑むほど最高なの。
日本のような島国で生まれ育ってると国境に立ち隣国を見るって非常にロマンを感じちゃうわけよね。
★行き方★
車をチャーターするかレンタカー。
今回は予約して空港でレンタカーを借りました。
↓以前レンタカーの記事も参考に↓
★パーテム国立公園営業時間★
5時00分〜18時00分
朝日を拝むのにも人気のスポットのようです。
★入場料★
- 外国人200฿ (小人100฿)
- タイ人40฿ (小人 20฿)
- 駐車場料金 30฿
前回来たときはコロナ禍でタイ国内に外国人観光客がいなかったためか、タイ人価格を請求され払ったんだけど、2回目の今回は「外国人やろ?」と言われ、しっかり外国人料金を請求されました(笑)
ワークパーミットや免許証を提示したら安くなったのかな?
試してみる価値はありそうです!
★持ち物★
- 水(少なくとも500ml)
- スニーカー
- 汗拭きタオル
- 帽子(暑さ対策)
売店があるので行く前に必ずお水は買ってね。
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見どころ1:きのこ岩
『サオチャリアン』通称「きのこ岩」と呼ばれている奇岩です。
なんと、10億年前の地層と考えられているそうで、風や紫外線、更に洪水により浸食し、このような不思議な形が出来上がったのだとか。
あてくし、この後出てくる「見どころ2の壁画」を先に見てからコチラへ寄ったので、規模の小ささに「オケ!なるほど!」とサラッと見て終わってしまいました。
次回はちゃんと見ようと思います…懺悔!
このエリアには「Lan Hin Taek(ランヒンテーク)」という大きな岩の割れ目があるそうで、こちらも併せてみることをお勧めします!
(あたしゃー見てないんだけどね...笑)
見どころ2:古代の壁画
壁画があるエリアの駐車場に到着すると、大昔は海だったことを物語るように、地面が海底や川底のように波打っているの。
こんな高いところが海だったなんて!と、いにしえに思いを馳せるわけだよ、なんてロマンチックなんだ♡
そして前方へ目を向けると断崖絶壁!
その向こうがメコン川を挟んでラオス。
日本ではあり得ないけど、柵もない断崖に座ることだってできちゃう。
足をぶらぶらと投げ出したいんだけど、まぁ〜あまりの高さに恐怖でつま先が出る程度で尻込み。
でもわたしは岩好きのお岩さんなので、この断崖に萌えるのだ♡
さてここからは3,000年〜4,000年前の生活を表した300もの古代壁画を見ることができる3.4キロのトレッキングコースの始まり。
壁画は全部で4ヶ所あります。
ハイ注目!
実は3.4キロを最後まで歩く必要はないです。
よっぽどの物好き(あてし?)じゃない限り、途中で満足して引き返すのが主流。
バテたら無理せず引き返してオケです。
途中に売店やトイレはないので、出発前のトイレと水を買うのは忘れずに!
結構な急な勾配の階段をずんずん下り、いざ出発!
長い階段を降りると先程の断崖の下へ到着。
赤くラインを引いている場所は、わたしが先程座っていた断崖。
どれだけの高低差か分かるかしら?
あちこちにある落石注意の看板。
注意する落石のレベルがパナイ(笑)
こんなの降ってきたら避けようがなくない??
グループ1: Pha Kham
トレッキング難易度★☆☆
250mほど歩くと最初に現る第1グループの壁画。
実は1番難解なの!
魚を3匹見つけられたら、あなたも遺跡ハンターの仲間入りだよ。
グループ2: Pha Taem
トレッキング難易度★☆☆
更に300m程進むと、第2グループのハッキリ残るダイナミックな壁画が。
見るのは2度目だけど、やっぱりスバラシイ!
象や亀、人間、手型、大きな魚がくっきり描かれてる。
間違いなく見どころのピークはグループ2です。
グループ2を見て満足して引き返す人が大半。
グループ3からはトレッキング難易度が上がるので、体力のない人やキッズ、お年寄りはここで素直に引き返すのが賢明どえす。
グループ3: Pha Mon Noi
トレッキング難易度★★☆
グループ2を過ぎると急に道が険しくなる。
きっとグループ2を見て引き返す人が多いから、道の舗装に手を抜いているんだわ!と勝手に思っております(笑)
さて、先程のグループ2から370m歩いたらグループ3の壁画が現れます。
壁画がグッと小さな規模になるけれど、はっきりと動物が描かれているのがわかる。
実は前回来た時はここで断念。
この先人気がなく、ちょっと怖かったのでここで引き返したんだ。
さて、この先はまた更に険しくなります。
悪路に現る巨大ミミズ、得体の知れぬ虫が耳元でブーーンと飛ぶ中集中して進まねばならぬ。
引き返すなら今だ。
上級グループ4: Pha Mon
トレッキング難易度★★★
最後の壁画は、スカートを履いた女性を拝めるという前情報。
トレッキングルートは日陰でそよ風は吹く…けどそれでも暑い!
道も悪く体力の消耗が激しいから休憩なしでは前に進めません。
でも最後のスカートの女性見るために!
頑張れ自分!
こんな大きな岩の間を登ったり、すり抜けたり。
普段はワインを浴びて、肉に喰らいついてるあたしだけど実は隠れ冒険家!
疲れていてもワクワクが止まりません!
壁画まであと少しというところで道が極端に狭くなる。
そして左は柵も何もない崖。
通路に岩がせり出し、崖に押しやられながら進むのが超恐怖!
着きましたー!これで全グループ制覇!
最後壁画、これが「スカートの女性」です。
位の高い人なんでしょうか、オーラがゴイスーです。
でもさ、最後にこんなアドベンチャーをぶっ込んでくるなんて…なんでこんなところに描いたのさ?
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駐車場までどう戻る?
さてグループ4まで見たら、車があるスタート地点まで戻らないといけない。
そこに駐車場まで1.4キロの看板が現れた!
でも1.4キロもあるのかよっ。
選択肢は2つ。どうする俺?
- 歩いて来た険しい道を戻る
- この看板に従って1.4キロ歩く
HPもゼロ寸前の状態で今来た修行道へ戻るなんてもう有り得んのだよ。
日に当たりながら1.4キロ歩くのもしんどいけど、看板に沿って行くしかない!
冒険心掻き立てられる岩山の道。
時々現れる『駐車場へ』の看板に何度も励まされる。
絶妙なバランスを保つきのこ岩を眺めながら更に進みます。
本当にこの道で合ってるのか?と不安にさせる何もない林も通るよ。
直射日光が更に体力を奪っていく。
残り300mの看板と共に現れた絶景!あと少し!
メコン川がキラキラ輝いて、まるで絵画のよう。
ここまで頑張って歩いてきた人だけが拝めるご褒美だよ。
ここから更に5分ほど歩けばスタート地点!
高低差のある道のトレッキングで汗だく、更にスリルと恐怖(虫含む)の連続で心身共にクタクタ。。
合計2時間の古代ロマンのトレッキング終了!
お疲れさま、自分!
売店で買った冷たい水が体に沁みましたー。
グループ4のみを見る裏技
グループ4の『スカートの女性』は、3つを制した者だけが見ることができる??
...わけではないのです(笑)
実は、旨い食事で摂取したカロリーを消費することなく、車で横づけしてササッと見れちゃうの!
スタート地点の大きな駐車場から更に車で5分ほど上っていくと、グループ4の「スカートの女性」ポイントのすぐ近くまで行くことができる駐車場があるんです。
体力を使い果たし、雑巾のようになりながら4つの壁画を制覇した人を前に、車で颯爽と現れ涼しい顔で「スカートの女性」を見る!
これも賢い選択難ではなかろうか?(笑)
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ボッチまとめ
たくさんの魅力が詰まったパーテム国立公園。
2度目の訪問で4つの壁画を制覇し、個人的に『これだけは伝えたい!』という内容をまとめました。
- グループ2の壁画までは絶対見るべし
- 体力ない人はグループ2で引き返すべし
- 虫嫌いもグループ2で引き返すべし
- 午後暑い時間はグループ2で引き返すべし
- 負けず嫌いと冒険家は最後まで突き進めー!
というわけで、やっぱりパーテム国立公園大好き!
次回もグループ4まで制覇するぞ。