この日、店頭までお見送りに出てくれたスタッフに対し真っ先に出てきた言葉。
『楽しかった!ありがとうございました!』
グルメ大都市バンコク在住のわたくし、今回は珍しく東京五反田で頂いた感動のお寿司について書くざます。
【鮨あさひ】
『気軽に行ける高級寿司店』というコンセプトで、一流の味を手頃な価格で楽しめるお店よ。
以前とある銀座の寿司屋で3万円のおまかせをいただいたことがあるんだけれど、個人的には味・ホスピタリティ・クリエイティビティ全てにおいて、鮨あさひに軍配!
酒ディプロマという資格を持った日本酒のプロが、握りや料理に合わせて勧めてくれるお酒。
酒蔵の背景、酒の特徴の説明と共に堪能する日本酒は、素人ながらに想像力が膨らみとっても愉しかった!
今まで日本酒で酔っ払うと、迷子になって大捜索されたり、エスカレーターからイナバウアーして後ろの人たちに支えられたり、人に迷惑をかけることが多々あってねぇ、ここ100年くらい日本酒を控えていたんだけどねぇ…。
でもお寿司と日本酒ってやっぱり美味しいのよ、これは飲まずにいられないわッ!
要は飲み過ぎなければいいのよね♡ってことで旨い寿司と日本酒を堪能して参りました!
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お店の雰囲気
派手さはないのに、この上品さによって逆に目を引く外観。
内装も木の温もりが素敵。
テーブルは4人掛けが6卓、その他にL字のカウンター。
帰り際に撮影したので誰も写ってないけど、この日は満席だったわ。
メニュー
いただいたメニューは、LINE登録で入手。
季節のお料理とお酒はテーマによって毎月変わるそうなので、何度訪れても次回が楽めそう。
○ドリンク一例
- SAKEペアリングは+5,500円。
- 各種SAKEグラス700円
- サワー各種600円
- ビールはエビスマイスター800円
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いざ実食!!
季節の先付け3品
●ほうれん草と京にんじんおひたし
上品で薄味のおひたし。いい塩梅。
●酒粕クリームチーズ
黒胡椒のピリッとして酒飲みは一生食べれるやつ。
●自家製豆腐きのこあんかけ
濃厚出汁のあんかけとあっさり豆腐が良き。
生ウニのペアリング
グラスの淵に竹の炭塩が付いた酒のペアリングとセットになっている。
全く臭みもなく濃厚な味わいのバフンウニ!
あまりに美味しく、連れの分も横取りしたいくらいだった。
ウニをいただいた後に日本酒をクィっと。
いいわねぇ、こりゃあ。
お造り
江戸時代からある調味料で、梅干し・昆布・日本酒で味付けしてある。
当時のお醤油の代わりになっていたよう。
個人的に梅干しは苦手な食材なのだけど、梅干しがふわんと香るのは嫌いじゃない。
お魚は何の白身だったかしら?鯛かな?
弾力が素晴らしい記憶はハッキリと残っているのに。。
もずく酢
山芋、ガリの刻みが乗っているの。
珍しいよね。
キュッとくる酸味と山芋の仄かな甘さね!
こりゃーやられた。
水タコ握り
小ぶりながら、口に運ぶとぶりんッ!と横柄な態度で主張する生タコ。
噛んで噛んで味わう愉しみ。
すだちと炭塩が降ってあるのよ、旨いね。
横の小鉢は、コロコロとしたガリ。
生姜の風味が主張し箸が止まらないの。
帆立の焼き浸し - カブのすり流し
炙り帆立にすりおろしのカブ、そしてきのこが隠れている。
ほんのり温かくとろとろ甘い。
炙りの香ばしさも相まってスバラシッ!
カンパチとクエの握り
先ずどちらも噛んだときの弾力に唸る。
個人的にはクエが絶品。
弾力、旨みが申し分ない。
名物!蒸し鮑トリプリング
6時間煮込んだ鮑は、今まで食べたどの鮑とも異なる。
まさかそんな訳はないのだけど、まるで豚の角煮のようなとろみや旨み。
一体どうなってるのよ。
白米は、日本酒の獺祭を作る際に使われている酒米『山田錦』。
固めの山田錦を小鉢にぶち込んで、濃厚なキモのタレを合わせるとリゾットのような味わいになり、これがまた最高に旨いわ!
ホッキ貝 生本鮪握り
●ホッキ貝
これにも驚いた。
外側の弾力と中の柔らかさのハーモニー。
噛んだ時に貝に歯が入っていく感覚を楽しめるの。想像してみて♡
●中トロ
ここは1発、連れに感想を聞いてみたわ。
『本鮪の中トロやなってインプットして食べたら、そう、これや!という味だった』
だそう(笑)
牡蠣の小丼と出汁のペアリング
先ず牡蠣を一口かじり、白米を口に運ぶ。
牡蠣の出汁とミルクと芳醇なバターのスープをかけ食べると、美味しさで言葉を奪われるほど!
和食でありながらこの独創性。
食事が楽しい!
本日の光り物と本鮪の漬握り
●まぐろ赤身
赤身の甘みが美味しい。
●こはだ
青魚の香りと食感、これも旨い!!
鰆の西京焼き
まぁ、こちらは特筆することない普通に美味しい西京焼き。
逆に、横に添えられていたゴボウ煮が秀逸だったのよ(笑)
黒ムツの炙り握りと煮穴子手巻き
黒ムツは軽く炙られ、香りが残り良き。
ただ、この煮アナゴが、黒ムツの印象を薄くするほどラスボス感演じてきてヤバイの。
『ふわふわ』という言葉の最上級の言葉はなんだろう?
トロけるアナゴは、食べた瞬間に笑いが込み上げるほど旨い!
別に注文したトロタク手巻き
トロタクが好物なのよ。
想像よりボリュームもあり、磯の風味と香ばしさ、トロの甘さで幸せッ♡
しじみのお吸い物
これは普通。
玉
最後のお酒のペアリングは、なしのような甘さ。
玉子焼きにキャラメルソース。
うーんバンコクでも同じような締めの玉子食べたな。
個人的にデザートにそんなに萌えないので、卵を無理矢理デザートにしなくてもなぁーと思ってしまう。
ボッチ一言
今回料理と共に色々と日本酒をいただいたの。
その中でも1番気に入ったお酒を載せるわよ!
愛山という希少なお米を使ったお酒。
酸味が特徴の酒蔵さんだけど、愛山のお米を使うことで香りも芳醇になってるんだとか。
とてもとてもおいしかったの♡
また飲みたいお酒リストに入れておくわ。
今回のフルコースは、五感を研ぎ澄まされる体験型のおまかせで、お値段を遥かに超えた価値があったと思うわ。
料理についての質問にもきちんと回答できるホールスタッフのレベルの高さにも感心。
一時帰国でお勧めできるお寿司屋さんに出会えて幸せでした!
ではまた。
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店舗情報
営業時間:11:30~14:30 / 16:00~23:30
定休日:なし
HP:五反田 鮨あさひ
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